【始動武器】ラフレシアの評価とセット効果

セット効果

ストーリー

陽の光さえ届かない深く暗い森の中で、不思議な力を持つ二体の政令が生まれた。

陽の光を含む朝露から生まれた赤子は森に生命力を与え、森の影の中にできた霜から生まれた赤子は森の生命力を取り込んだ。

双子の精霊のうち、冷たく危険な姉は、名をラフレシアといった。永遠の安らぎを必要とする仲間を明るく見送る彼女は、妹のアロカシアと共に森の循環を支える暮らしが気に入っていた。

しかしその暮らしは、長くは続かなかった。姉の冷たい神之水のせいで森の生き物が死んでしまうことを嫌ったアロカシアが、その強大な生命力でラフレシアを包み込んだのだ。そこは胸が張り裂けるかのように息が詰まり、出口もなく、また森の仲間とも会えなかったが、ラフレシアは妹の言葉が正しいと考え、むしろもう誰も見送らずに済むことに感謝した。そうして「新たな始まり」も「永遠の終わり」も、森から消え去ったのだった。

ところがある日、噂を聞きつけて森を訪れたある男が、ラフレシアの境遇に同情して彼女に救いの手を差し伸べた。翼の付いた松の木のシンボルを胸に付けた男は、ラフレシアのすべての力を自身の持つ武器へと宿して彼女を解き放つと、妹のアロカシアにも同様のことを行った。

そうして愛する妹と共に武器となったラフレシアは、永遠の幸せの中で、愛する者を見送る必要のない世界を旅したのだった。