セット2 |
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戦闘終了まで防御力が40%アップする。 |
セット4 |
挑発が成功するたびにHPが30%回復し、戦闘終了まで物理/魔法抵抗が8%アップする(物理/魔法抵抗アップ効果:最大5重複)。 |
いつ、どこからやってきたかは誰も知らないが、名月は誰もが認めるトップアイドルだった。
歌と踊りに加え、絵や文学的才能にも優れていた彼女は、まるで人々の心を独占するために生まれてきたかのようだった。
心を見透かすような澄んだ瞳に映し出された者は、取りつかれたように彼女の魅力のとりことなり、彼女が舞う姿を見たものは、知らず知らずのうちに熱狂的なファンとなった。
名月は望むものは何でも手に入る立場にいたが、望むものなどどこにも見当たらないと言わんばかりに、どこか空虚さを感じさせた。
そんな彼女の望むものについてファンの間ではさまざまな憶測がなされたが、彼女はファンから贈られる高ランクの武器やアイテムに感謝こそすれ、自身の望むものではないと答えるばかりだった。
そんなある日、名月宛てに差出人不明の剣が3本、短い手紙と共に届いた。彼女はしばらくの間悩ましい顔で剣の前に座っていたが、その日以降、彼女の姿を見た者はいないとされる。
「長い月夜の一端を切り取り、あなたに差し上げます」
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