セット2 |
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戦闘終了まで回避が50アップする。 |
セット4 |
通常攻撃に対する回避が40%アップし、この効果によって回避に成功すると自身の物理貫通率が6%アップする(最大5重複)。 |
陽の光さえ届かない深く暗い森の中で、不思議な力を持つ二体の政令が生まれた。
片方は陽の光を含む朝露から生まれた純粋な精霊で、もう片方は森の影の中にできた霜から生まれた不純な精霊だった。純粋な精霊は森に生命力と永遠を与え、不純な精霊は死んだものを取り込んで森に沈黙をもたらした。
双子の精霊のうち、暗い森を照らす光となった純粋な精霊は、名をアロカシアといった。その森に棲むすべてのものと永遠に共に過ごすことを願う幼いアロカシアは、みなの死を促し別れをもたらす姉の不純さに悲しんだ。
やがて悲しみは絶望へと、絶望は憎悪へと変わり、最愛の鳥であるビーシュを失ったことで理性を失ったアロカシアは、不純な姉を森の最奥にある冷たい場所へと閉じ込めた。彼女のとてつもない生命力は不純な姉を隔離する強大な牢獄となり、森を「死」のない永遠の場所にした。
しかしその「永遠」は、永遠には続かなかった。変わらない森の”変化”を察知したある男が森を訪れ、不純な姉に同情して「死」のない牢獄から解き放ったのだ。アロカシアは力の限り抵抗したが、男を止めることはかなわなかった。たったの一撃でアロカシアの首を斬り落とし、彼女を含む森のすべてを解き放った男は、この出来事を不憫に思い、アロカシアの血を元に彼女を自らの武器へと宿した。
果てしなく長い大地の吐息が終わるとすべてが沈黙し、不思議な力を失った森には深い眠りのごとき死が訪れた。男は武器となった姉妹を持ち去り、二度と森には戻らなかった。
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